Interview
先輩社員インタビュー~未来の仲間に伝えたいこと~
丸博渡辺建設には、兄弟や親子で働く社員も多く、勤務歴の長いベテランが現場を支えています。
このページでは、そんな家族のつながりを持つ先輩たちに、仕事への思いや現場での絆について伺いました。
“誰と働くか”を大切にしたい方に読んでいただきたい、先輩社員たちの声です。
Vol.01
職長・父 Hさん × 職人・息子 Yさん 親子
「稼げる?」「きつい?」「楽しい?」親子職人が語る、
とび職のリアルと魅力
父:職長 Hさん
昭和47(1972)年生まれ/青森県八戸市出身・階上町在住/平成10(1998)年入社
息子:職人 Yさん
平成13(2001)年生まれ/青森県八戸市出身・在住/令和元年(2019)年入社
「稼ぎたかった」若き日の父と、背中を追った息子
――まず、おふたりの入社経緯を教えてください。
父 Hさん:
25歳のときにこの会社に入りました。それまでは整備、解体、電気屋とかバーテンダーとか、いろんな仕事をしてましたね。朝野球で今のうちの社長と知り合って、「うちで働かないか?」って誘われたのがきっかけです。
――建設業をやりたくて、というよりも?
父 Hさん:
うん、当時はとにかく稼ぎたかった。それが一番でしたね。
――Yさんはどんなきっかけで?
息子 Yさん:
子供の頃から父の働く姿を見てきて、「自分もここで働きたいな」って自然と思ってました。家ではあまり仕事の話はしないんですけど、いつも楽しそうに出勤していく姿を見て、「本気でやってるんだな」って伝わってきて。そういうところに惹かれました。
現場では「職長と職人」で違和感なし
――実際に一緒に働いてみて、いかがですか?
父 Hさん:
現場では“親子”って意識はあまりないですね。特別扱いすることもないし、他の社員と同じように接してます。
息子 Yさん:
最初の頃は父に対しての反発もありましたけど、今は上司として尊敬しています。動き方や段取り、周りへの気配り、どれを取っても本当にかっこいい。仕事すればするほど、「やっぱりすごいな」って実感しています。父が会社で一番かっこいいって思ってます、今は。
父 Hさん:
(照れ笑いしながら)……まあ、そう言ってもらえるのは嬉しいですね。
現場での達成感と楽しさ
――仕事のやりがいはどんなときに感じますか?
息子 Yさん:
一番は足場が組み上がったとき。何もなかった場所に、自分たちの手でカタチができる。あの瞬間の達成感は、他の仕事では味わえなかったんじゃないかな。仲間と「今日ここまで終わったな」と喜び合うときも嬉しいです。
父 Hさん:
みんなで「今日はここまでやろう」って目標を決めるんですけど、早く終われそうな日は俺が「今日早く終わるぞ〜!」って声かけるんですよ。そうすると、みんな一気に動きが速くなる(笑)。そうやって現場がまとまっていく感じが最高ですね。
――“一人前のとび職人”になるには、何が必要でしょうか?
父 Hさん:
技術やスピードももちろんだけど、それ以上に大事なのは“現場の空気を作れること”。自分だけ上手くてもダメで、周りの職人たちが気持ちよく働ける雰囲気を作る。それができる人が本物です。
息子 Yさん:
段取りや材料の準備も大事ですが、やっぱり全体を見て動けるようになること。少しずつ意識できるようになってきた気がします。
父 Hさん:
息子はもう、その域に近づいてると思うよ。安心して任せられる場面が増えてきたね。職長の資格(労働安全衛生法に基づく「職長・安全衛生責任者」講習修了)も取ったし。
これからも「安全」と「楽しい現場」を大切に
――今後、一緒に働いていく上で大切にしたいことはありますか?
息子 Yさん:
やっぱり安全第一。誰かが疲れてそうだったら声をかけたり、水分補給を促したり。そういう気配りができるようになりたいです。
父 Hさん:
“楽しい現場”であること。仕事は大変だけど、面白くなきゃ続かない。笑って仕事できるのが一番です。ちなみに、俺の現場は学校みたいだよ。
みんな喋りながら仕事しているし、「明日、仕事に行ったらまたみんなと会える」と思うから楽しい。だから続けられます。
最後に、入社を検討している方へ
――読者に向けてメッセージをお願いします。
父 Hさん:
とび職って、面白い仕事。仲間と一緒にものを作っていく感覚、達成感、それが魅力です。それと、もちろん稼げることも大事だよね。うちは毎年昇給もあるし、頑張りがきちんと評価される環境だと思います。
息子 Yさん:
とび職って「誰でもできる」と思われがちだけど、全然そんなことない。計算力もいるし、立体の構造をイメージできる感覚も必要。現場での判断力も求められます。最初は難しい。でも経験を積むごとに「自分でもやれる」って実感できて、できるようになってくると本当に面白いんですよ。
うちの会社の場合、資格の取得をサポートしてくれるので、スキルアップしたい人にはすごくいい環境だと思います。僕も今、国家資格の「1級とび技能士」を目指しています。続けられる理由が、ちゃんとある。20代のとび職人としては「希望のある仕事だよ」って同世代に伝えたいですね。
Daily Schedule
とある1日のスケジュール
当社の主な業務は、建設現場・造船所での足場の設置・解体、土木工事作業です。
現場で働く職人の1日の仕事の流れをご紹介します。
07:30
出勤・現場へ移動
現場に出勤し、身支度を整えたり朝食を取ったりと始業前の準備をします。
07:50
朝礼・体操
現場全体の朝礼や班ごとの個別ミーティング、点呼、ラジオ体操を実施
08:00
作業開始
職長からの指示や資材が入ってくるスケジュール等を確認し、いよいよ作業を開始
10:00
休憩
30分程度の休憩。飲み物を飲んでリフレッシュし、トイレも済ませておきます
12:00
昼休み
1時間の昼休み。昼食は手作りやコンビニのお弁当、現場周辺で外食など各自で自由に取ります
13:00
午後の作業開始
足場組み立てや土木工事の作業を再開します
15:00
休憩
30分程度の休憩。暑さや寒さを避けて体を休め、もうひと頑張り!
16:50
片付け・報告・終礼
作業を終え、片付けや清掃を行います
17:00
業務終了・解散
残業は月平均3~5時間程度。作業の進捗に問題がなければ定時で帰ることができます
Vol.02
職長・弟 Nさん × 副職長・兄 Sさん
造船足場のとび職として働く。
兄弟職人が語る、この会社で働き続ける理由
鳶職人
弟:職長 Nさん
昭和46(1971)年生まれ/岩手県洋野町出身・青森県八戸市在住/
平成10(1999)年入社
兄:副職長 S さん
昭和45(1970)年生まれ/岩手県洋野町出身・青森県階上町在住/
昭和62(1987)年入社
弟の「そろそろ地元で働きたい」に兄は…
――お二人は兄弟で長年、現場を現場を共にしてこられたんですね。
弟 Nさん:
私は平成10年に入社して、今年で26年目です。それまでは県外で出稼ぎに行っていたんですが、「そろそろ地元で腰を据えて働きたい」と考えていた頃に、兄から「うちの会社はいいぞ」と声をかけてもらったのがきっかけです。
兄 Sさん:
俺は17歳でこの会社に入って、もう38年目になります。弟を誘ったのは、この会社の雰囲気や人間関係が本当に良かったから。中でも社長の人柄が大きくて、誰に対してもきちんと向き合って話を聞いてくれる。仕事上の上下関係はあっても、人として尊重してくれる懐の深さがある。そういう社風が、働きやすさにつながってると思います。
造船の足場工事は、綿密な段取りと連携が命
――お仕事の内容について詳しく教えてください。
弟 Nさん:
主に造船所での足場工事を担当しています。造船の現場では、船の形状が複雑なので、さまざまな環境で足場を組むことになります。しかも、クレーンを使って資材を高所に運び上げる必要があり、ただ組むだけじゃなく、資材の準備や配置、クレーンが稼働するタイミングも考えて、段取りよく進めることが求められます。
兄 Sさん:
それに加えて、クレーンを操作するのは造船会社、我々が組んだ足場を使って溶接作業をするのは板金業者といったように、他社と連携しながら動く現場なんです。だからこそ、まずは社内でのコミュニケーションをしっかり取っておくことが大事。そこができていれば、自然と現場全体の流れもうまく回っていきます。
弟 Nさん:
今は僕が職長として全体を見て、兄貴が副職長として支えてくれる立場。細かい部分も言葉にしなくても伝わるので、やりやすいですね。
言葉にしなくても伝わる。兄弟ならではの信頼関係
――お互いについて、どんな存在だと思いますか?
兄 Sさん:
弟は真面目で責任感が強い。難しい条件でも「どうすればできるか」を考えて、確実にやり遂げる力があります。職長としてよく現場をまとめていると思います。
弟 Nさん:
兄貴は現場経験が豊富で、言わなくても自分の意図を理解して動いてくれる。自分が見落としそうな部分にも気を配ってくれるので、段取りや安全面でも本当に頼りになる存在です。
社長も社員も温かい。だから続けられる
――職場の雰囲気についてはどうですか?
兄 Sさん:
社長が何よりコミュニケーションを大切にする人なので、社員同士の距離が近く、相談しやすい空気があります。その姿勢が会社全体の温かい雰囲気につながってると思いますね。
弟 Nさん:
職場って、結局“人”なんですよね。社長も先輩たちも、仕事には厳しいけど、みんな面倒見がよくて、そういう中で育ってきたから、自分も後輩をしっかり育てたいと思えるんです。特に社長は…あんなに社員のために時間を使って、きちんと話を聞いてくれる社長はそういないんじゃないかと思います。毎日のように現場に顔を出すしね。見ていてくれるっていう安心感がありますよね。
楽じゃないけれど、確かな技術と信頼が残る仕事
――これから入社を考えている方へ、メッセージをお願いします。
兄 Sさん:
この仕事は決して楽じゃない。暑い日も寒い日も外での作業だし、覚えることも多い。でも真面目に取り組めば、その分だけ確実に技術が身につくし、仲間との信頼関係も深まっていく。そこがやりがいですね。
弟 Nさん:
仕事は厳しい。でも、それを支えてくれるのが、会社全体の温かさです。困ったときに手を差し伸べてくれる先輩や、親身になって話を聞いてくれる社長がいる。そんな環境だからこそ、僕たちもここまで続けてこられました。安心して飛び込んできてください。
Vol.03
技能実習生・ホァン・バン・クォックさん
「最初は少し怖かった先輩が、今はいちばんの支えに」
ベトナム出身実習生が語る、学びと助け合いの毎日
足場部門所属
ホァン・バン・クォック(Hoang Van Quoc)
1995年8月18日生まれ(30歳)/ベトナム・ハイズオン市出身・八戸市在住/
令和5(2023)年10月入社(技能実習生)
技能実習制度を使って、日本の仕事や生活を学びたかった
――日本に来る前は、どんな仕事や生活をしていましたか?
クォックさん:
ベトナム北部のハイズオン市で、両親と妻、息子と一緒に暮らしていました。家族は農業をしています。私は洋服を売る会社で働いていました。ハイズオンは工場が多く、人がたくさんいるにぎやかな町です。
――なぜ日本で働こうと思ったのですか?
クォックさん:
日本の会社がベトナム人をたくさん受け入れていると聞いて、「行ってみたい」と思いました。技能実習の制度を使えば、日本の仕事や生活を学ぶことができると思いました。家族のためにも、もっと頑張りたいと思いました。
安全に作業するため、先輩の指示は分かるまで聞く
――実際に丸博渡辺建設で働いてみて、どうでしたか?
クォックさん:
ベトナムでは洋服の仕事をしていたので、足場の仕事は初めてでした。最初は分からないことが多くて、びっくりしました。日本語も難しく、先輩の話が分からないときもありました。
でも、先輩たちは優しく教えてくれました。初めは少し怖いと思いましたが、話してみるととてもやさしい人たちでした。今は職長のほかに日本人2人、ベトナム人4人の6人でチームを組んで働いています。材料を運んだり、組み立てたりして、みんなで力を合わせて足場を作ります。
今、入社して2年以上経ちました。少しずつ日本語も分かるようになって、仕事のことも覚えました。危ない作業もあるので、先輩の話は顔を見てしっかり聞きます。分からないことがあれば、そのままにせずに聞くようにしています。
仲間と助け合う毎日。日本語の勉強もがんばっています
――日本での生活はどうですか?
クォックさん:
今は会社の寮に住んでいます。私は寮長をしていて、「部屋をきれいにしよう」「静かにしよう」と仲間に声をかけます。仕事が終わったあとや休みの日は、日本語の勉強をしています。会社がサポートしてくれるので、寮での勉強会にも参加しています。月に2回、寮の食堂に先生が来て、日本語を教えてくれます。
今は日本語能力試験(JLPT)の4級に合格することを目指して頑張っています。合格するとお給料も上がるので、頑張ります。
日本はきれいで静かで、暮らしやすいです。スーパーには何でもあって便利です。休みの日は、仲間と出かけることもあります。海に行ったり、桜や八戸三社大祭を見に行ったりして、日本の季節や、行事を楽しんでいます。
寮では会社が開いてくれるバーベキューの会もあります。会社の人がみんな寮に集まって話せるので楽しいです。前のバーベキューのときは「パイナップルを切るのがうまい」と言われました(笑)。
これからも、ここで働きたい
――これからの目標を教えてください。
クォックさん:
来年、3年間の技能実習を終えて一度ベトナムに帰ります。でも、また丸博渡辺建設で働きたいと思っています。今は仕事にも慣れてきて、毎日が楽しいです。忙しいときも、みんなで助け合ってがんばっています。
最近は後輩も入ってきたので、今度は私が教える番です。先輩たちのように、やさしくて頼られる人になりたいです。
Daily Schedule
技能実習生の1日のスケジュール
当社の外国人技能実習生は全員が社員寮で生活し、足場職人の仕事と日本語習得に励んでいます。
技能実習生の1日をご紹介します。
06:00
起床
寮生活は自炊が基本。朝ごはんとお弁当を作ります
07:20
現場事務所到着
朝礼や点呼、ラジオ体操が行われます
12:00
昼休み
昼食は各自お手製のお弁当。お弁当箱は会社から支給されます
13:00
午後の作業開始
日本語検定資格を取得した実習生が、後輩に職長の指示を伝えることも。助けあって作業を進めます
15:00
休憩
30分程度の休憩。業務終了まで、あともうひと頑張り
17:05
スーパー到着
現場から自転車でスーパーへ直行。食材の買い出しをします
17:30
寮へ帰宅
夕食作り・食事・シャワー・日本語の勉強。週末はお風呂を沸かして湯船に浸かるのが楽しみです